下流老人の生活 貯蓄があっても下流老人になる原因

下流老人という言葉は、藤田孝典さんが書いた『下流老人』という本の中で使われた言葉です。


下流老人は自業自得


今では下流老人という言葉が一般的に使われるまでに定着しています。では下流老人になる原因は何なのでしょうか。そして下流老人になったのは自業自得なのでしょうか。それらについてまとめてみました。

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下流老人とは?

生活保護と下流老人
下流老人の定義とは・・・

  • 生活保護の基準に相当する暮らしをしている高齢者
  • 生活保護を受ける恐れがある高齢者



現役時代は相応の収入で生活をしていた人が、リタイア後に生活が困窮し下流老人になることも多いです。


下流老人となるのは、『収入』『貯金』『頼れる人』のいずれかが少ない人と言われています。


現在下流老人の推定人数は六百万人から700万人と言われています。

いきなり陥る下流老人

  • たとえ収入があり、貯金があったとしても、病気や介護で働けないという自体に陥ることは珍しくありません。
  • 現に現役時代にそれなりの所得があった人が、病気で倒れて仕事ができなくなり貧困に陥ることは珍しくありません。
  • 親族の介護のために仕事をやめざるを得ないというケースも決して珍しくありません。



介護と病気
下流老人は『現役時代に収入が少なくて下流老人になる』というパターンよりも『不測の事態によって下流老人に陥る』という場合の方が多いのです。


不測の事態のために十分に貯金をしていたとしても、不測の事態が度重なって起きたり継続することで、貯蓄などはあっという間に飛んでいくものです。

今後はさらに増加する下流老人

今の20代~30代の4割は非正規雇用です。正社員よりも人間が少なくボーナスがない人は、収入が低く貯金もできていない人が多くいます。


老後の年金は通常現役時代の収入に比例して増減します。そのため、今の20代~30代の方が年金を受給するときの金額は、厚生年金でも月10万円に届くかどうかです。


これが国民年金なら、月五万円に届くかどうかです。


この収入で生活をするというのはかなり難しいため、30年40年後はさらに下流老人が増えることが容易に予想できるのです。

援助と補助が少ない日本

日本で下流老人が増える原因は、生活保護で援助するまでに至る過程での援助が少ないことも原因にあげられます。


中流と下流の境目にいるのに、援助がないために貯蓄ができないということも頻繁にあります。


母子家庭・父子家庭の補助が少ない、低所得者層に対する医療費の補助が少ないなどなどです。

下流老人になるのは自業自得!

下流老人は本当に自業自得なのか
上記の通りいくら備えをしていても、下流老人になるのは一瞬です。


働けなくなったら収入が激減するため、誰でも容易に下流老人になる可能性はあるのです。


さて、ここで質問です。上記を理解した上でこれでも下流老人は自業自得だといえるのでしょうか。

「頑張って病気にならないように努力していても病気になって下流老人になった。でもそれは自業自得だ。」


「老後のために何千万もの貯金をためてきた。しかし身内の介護や病気の治療で貯蓄がなくなり下流老人になった。でもそれは自業自得だ。」


「現役時代に非正規雇用ながらも頑張って毎日必死に働いてきたが下流老人になった。でもそれは自業自得だ。」



働けるのに働かないというのなから『自業自得』というのはわかります。


でも、むしろそんな人は少数です。多くの方は真面目に生活して貯蓄もしていたのに下流老人になった方がほとんどなのです。

『下流老人の生活 貯蓄があっても下流老人になる原因』のまとめ

下流老人は自業自得という方がいますが、そういう方は人生というものが見えていない気がします。


年をとれば病気にもなりますし、家族の介護が必要になります。そういった要因を考慮に入れ、もう一度考えてみてください。


下流老人の問題は日本人一人一人の問題ですし、日本全体の問題なのです。


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