パチンコメーカーの不正改造が発覚!

パチンコ球
限りなくグレーに近いパチンコ業界で、このたび警察がパチンコメーカーに対し『不正改造』を指摘。


これに伴い、全国250万台のパチンコ台のうち、数十万台を大量回収するよう警視庁がメーカーやパチンコ店に要請しました。


パチンコメーカーはどのようにパチンコ台を不正改造したのか。それに伴う影響や今後の動向などをまとめてみました。

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パチンコを『遊戯』とする法律の闇


パチンコは今現在「ギャンブルではなく遊戯」という、意味の分からない区分をされています。


パチンコがブラックに限りなく近いグレーだと言われるのは、公共のギャンブル以外を禁止している日本の法律において、明らかにギャンブル行為であるにもかかわらず、パチンコやスロットを『遊戯』と定義して黙認している点です。


法律もパチンコを遊戯として定めているのですが、ありえない子供じみたこじつけに日本国内だけでなく世界中から『バカなの?』と嘲笑されています(;^ω^)。

メーカーと警察とホール(パチンコ店)の関係

今回問題にされたのはパチンコメーカーが行っていた、遊技台(パチンコ台)のくぎ曲げです。


メーカーはパチンコ台を開発する段階で警察による『検定』を受けなければならず、検定に合格しなければパチンコ店のホールにパチンコ台を導入することはできません。


メーカーは新台パチンコ機種を開発したら、まず警察が行う検定を受け、合格してから大量生産に取り掛かり新台パチンコ機種をパチンコホールに導入するという流れになります。

メーカーが破った大原則

今回問題にされたのは、メーカーが検定を通した後に、新台パチンコ台を不正に改造した点です。


検定が通ったあとは「新台パチンコ台を改造してはならない」という絶対的な決まりがあるのですが、パチンコメーカーはこの決まりを破っていたことが発覚したのです。


しかも恒常的に行われていた不正だったため、パチンコ台の大量回収という事態までに発展しました。

メーカーが行った不正改造とは?

パチンコの釘
今回問題になったメーカーの不正改造は、ズバリ『くぎ曲げ』です。

  • パチンコやスロットは遊戯であるためギャンブル性を高めてはならない
  • パチンコやスロットは遊戯であるため、射幸心を煽ってはならない。



警察はこういう前提を掲げて『検定』の検査項目を定めています。


検定の検査項目には、「くぎはおおむね垂直でなければならない」という項目があります。


この項目の意味するところは・・・

大当たりを抽選する入賞口の上のくぎを広くしてギャンブル性を高めてはいけない


パチンコ玉の払い出しのある小当り入賞口の上のくぎを狭くしない=玉の減りを少なくして持ち玉遊戯時間を長くする



という意味があります。


メーカーは警察の掲げる検定項目を満たした遊技台で検定を受け、その後にあろうことかギャンブル性を高める釘調整を施して大量生産を行い、それをパチンコホールに出荷していたのです。


これじゃ検定の意味が全くありません。

今回のパチンコ台大量回収騒動の流れ

パチンコ台
警察は2015年の1月から「パチンコホールのパチンコ台をチェックして、違法な台は撤去する!」とパチンコ店に伝達していました。


その後2015年の6月から7月にかけてパチンコ店におもむきパチンコ台をチェックをしたのですが、ほぼすべての台のくぎにおいて警察が行う『検定』のチェック項目をクリアしている台はありませんでした。


パチンコ店は、警察の検定項目が掲げる「パチンコの釘は『おおむね垂直でなければならない』」を厳守すべく、くぎを『おおむね垂直』に再調整しているにもかかわらずです。


ここにメーカーがついた巧妙な抜け道がありました。

パチンコ店が再調整した『おおむね垂直のくぎ』は、メーカーから入荷した時のパチンコ台のくぎ。


警察が認識している『おおむね垂直のくぎ』は、メーカーが検定で提出した時のパチンコ台のくぎ。



この『おおむね垂直のくぎ』の認識の違いから今回の事件が起こりました。


つまりメーカーは警察の検定の時は釘の幅を狭くして検定を通し、ホールに出荷する時は釘の幅を広くしてギャンブル性を高めていたのです。


パチンコ店がメーカー入荷時の『おおむね垂直のくぎ』にいくら再調整しても、入荷時点で釘の幅が違っていたのですからギャンブル性は高いまま。


警察がいくらパチンコホール店に改善を指導しても意味がなかったのはこういうわけです。


メーカーは『おおむね』という言葉に抜け道を見出して今回の不正を行っていたのです。


こういった状態を受けて警察は、「検定後に釘の幅を調整した台は不正改造」として、2015年の11月に不正に作られたパチンコ台の大量回収を命じたのです。

今後追求される責任問題


この問題は一般紙でも広く報道されることとなりました。


そのため、今後のパチンコ業界のあり方や法律解釈の厳格化、この問題をはじめとする諸問題の責任について、全国民の大きな関心事となりつつあります。


メーカーの責任
メーカーが行った今回の不正問題はもとより、騒音や激しい光による健康被害。ギャンブル依存症を生み出すパチンコやスロット機種の開発。


パチンコホール店の責任
パチンコホールが「メンテナンス」の名目で行っている『釘の出玉調整』という法律の違反。


警察の責任
警察が検定違反を見抜けなかった(というよりも調査せずに黙認してきた)ことで起こったパチンコ業界の腐敗。それとともにある警察とパチンコ業界との癒着。


政界と日本全体の責任
そして政界とパチンコ業界の癒着や、法律改正がなされないために起こっているギャンブル依存者の拡大。


あまり知られていませんが、日本のギャンブル依存症は世界各国と比較するとずば抜けて高いです。

世界各国のギャンブル依存割合
アメリカ 1.4%
カナダ  1.3%
イギリス   0.8%
スペイン   1.7%
スイス    0.8%
スウェーデン 1.2%
ノルウェー  0.3%
フィンランド 1.5%
オーストラリア 2.1%
ニュージーランド 1.0%
日本 男性9.6% 女性1.6%
(2008年厚生労働省委託研究結果より)



日本をダメにするパチンコというギャンブルについて、責任問題もそうですがパチンコを野放しにしてきた我々日本国民も、そろそろ本腰を入れて対策しなければいけない時期に来ているのではないでしょうか。

『パチンコメーカーの不正改造が発覚!』のまとめ


今回発覚したパチンコメーカーの不正改造問題は、パチンコ業界の全体の闇から考えると氷山の一角です。


別にパチンコメーカーが『悪』なのではありません。またパチンコホール店も『悪』なのではありません。


パチンコをギャンブルとして法律が正しく定め、ギャンブルであるパチンコやスロットを日本がどのように扱うのか真剣に話し合い法整備することが重要なのです。


依存性を高めるものである以上、法律できちんと定めないと地下産業として根付いてしまう可能性もでてきます。


少なくとも曖昧な今の状況はパチンコ産業にとっても、そして日本国民にとっても『不幸』であることは間違いありません。


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