「頭痛薬が効かない」という方がいますが・・・。
その頭痛薬・・・あなたに合っていますか?
頭痛薬には成分によって5種類に分類されており、種類によっては頭痛薬が効かない(自分に合っていない)場合もあります。
成分別に分類された頭痛薬の種類について、また自分に合った頭痛薬の選び方などをまとめました。
頭痛薬を購入する前に・・・
まず最初に、激しい頭痛や吐き気を伴う頭痛の場合、脳卒中などの危険な病気の予兆であることもあります。
いつもと違う頭痛の場合はすぐに医師に相談してください。
ここでは市販されている頭痛薬の種類について紹介します。
成分別にみた頭痛薬の種類
【第1類頭痛薬】
こちらは薬剤師の説明が必要な頭痛薬です。
■含まれている成分
ロキソプロフェン
■市販されている頭痛薬の名前
ロキソニンS
ロキソプロフェン
ロキソプロフェンナトリウム
【第2類頭痛薬】
薬剤師の説明が必要のない頭痛薬です。
■含まれている成分
アスピリン
■市販されている頭痛薬の名前
バファリン
バイエルアスピリン
ケロリン
■含まれている成分
アセトアミノフェン
■市販されている頭痛薬の名前
ノーシン
タイレノール
大正トンプク
■含まれている成分
イソプロピルアンチピリン
■市販されている頭痛薬の名前
セデス・ハイ
リングルAP
サリドン
■含まれている成分
エテンザミド
■市販されている頭痛薬の名前
ナロンエース
ノーシン
セデス
自分に合った頭痛薬の選び方
大別すると上記のように5種類の頭痛薬に分けることができます。
多くの方に一番効果が見られる頭痛薬が第一類に分類されているロキソプロフェンの入った頭痛薬です。
さすがは第1類頭痛薬といったところです。ただし、効果がある反面、強い薬であることは間違いないです。
次に第2類の頭痛薬についてですが・・・
第二類の頭痛薬が自分に合った頭痛薬かどうかは、実際に薬を飲んでみないとわかりません。自分に合った頭痛薬ですと飲んでから1時間以内に効果が感じられます。
そうでない場合はご自身の体質に合っていないため、どれだけ飲んでも薬の効果を感じられません。
なお、頭痛薬を連続して飲む場合は最低でも4時間は間を空けてください。服用の感覚については必ず注意書きが書かれていますのでそちらを参考にしてください。
薬剤師に相談するポイント
ポイントは今まで飲んだ頭痛薬で「効いた頭痛薬」「効かなかった頭痛薬」を覚えておくことです。
それを元に薬局で薬剤師に相談をすれば、自分に合った成分の頭痛薬を紹介してもらえます。
成分が同系統の薬であっても、含まれているその他の成分の配合などによって自分に効く頭痛薬かどうかは異なってきます。
効いた頭痛薬・効かなかった頭痛薬がある程度分かっていれば、同じ成分が入った頭痛薬の中から配合が少し異なった別の頭痛薬を薬剤師さんが見繕ってくれます。
また頭痛薬の効果は家族それぞれどの種類が合うかは異なることがありますので、自分に合った頭痛薬を探すようにしてください。
『頭痛薬【効かない理由】種類が違う!成分の比較』のまとめ
よく「この頭痛薬は効くが、別の頭痛薬は効かない!」という話題を聞きますが、成分によって自分の体質に合うかどうかが異なるため、人の口コミはあまり意味がないんですね~。
自分に合った頭痛薬を探すまでに時間はかかりますが、一度判明すればムダに薬を服用する必要がなくなります。
頭痛薬を飲まれる方は、ぜひ自分に合った頭痛薬を探してみてください。