一昔前と違い、日本の夏は非常に暑いものに変わってきています。夜も例外ではなく寝苦しい日が続くことも・・・。
夏の夜の暑さ対策ができておらず、熱中症で病院に搬送される方も増えています。特に体力のないお年寄りの方が多いようですが、同じくらい心配なのがやはり赤ちゃんです。
赤ちゃんは体力がないため、夏の夜に暑さ対策を何もしていないと大変なことになってしまいます。
赤ちゃんのための夏の夜の暑さ対策
夏の夜の暑さ対策として重要な点が以下の3つです。
2,湿度
3,寝具
それぞれのポイントについて説明します。
夏の夜の適正な室温
クーラーの温度をガンガンに下げて寝る方もいますが、これは赤ちゃんにとって良くありません。
赤ちゃんの体温は約37.0度~約37.5度と大人よりも高いため、クーラーの温度を下げすぎると赤ちゃんは『寒い』と感じます。
赤ちゃんにとって快適な夏の適正な室温は約28℃前後です。そして外気と室温の温度差は±5℃までが目安になります。
つまり昼間の外気が34℃なら、室温は29℃程度が良いということになります。
さすがに夏の夜であっても外気が34℃まで上がるということはないと思いますが、基本的な室温は約28℃を目安に、外気と室温の差を±5℃以内に収めるようにしましょう。
扇風機やサーキュレーターを併用して使うと室内の風が循環するため、28℃でも快適に感じることができます。
注意!絶対に守って下さい!!
クーラーや扇風機やサーキュレーターの風が赤ちゃんに直接当たらないように気をつけてください。
赤ちゃんに風が直接当たった状態が長時間続くと、赤ちゃんの体の熱が奪われてしまい死亡してしまうこともあります!
夏の夜の適正な湿度
人が快適と思う湿度は50%~60%です。湿度を下げることで暑さもかなり和らぎます。
最近のエアコンは湿度を下げる機能がついたものもありますが、手っ取り早く除湿機を使うのも良いでしょう。
湿度が高いとべたべたして赤ちゃんも不快に感じます。
赤ちゃんが寝苦しく感じないよう、夏の夜は室温とともに湿度の対策もきちんとしてあげましょう。
通気性の良い寝具を使う
赤ちゃんは大人と同じ汗腺の数を持っています。つまり大人よりも汗をかきやすいのです。また新陳代謝も活発であるため、大人よりもさらに汗をかきます。
赤ちゃんの夏用の寝具は風通しの良いものにしてあげましょう。風通しの良いござの上にタオルケットを敷いて赤ちゃんを寝かせている方もいるようです。
『赤ちゃん大丈夫?夏の夜の暑さ対策の3つのポイント』のまとめ
まず基本的に、我々大人が『暑い、寝苦しい』と感じる場合は赤ちゃんも同じように感じています。
「クーラーは体に悪い!」という先入観で室温対策をしない方がたまに居ますが、夏の夜の暑さで熱中症になり病院に搬送される例は後を絶ちません。
正しい使い方をすれば、そして正しい温度にすればクーラーは非常に役立つツールです。
赤ちゃんの夏の夜の暑さ対策として、積極的に活用してください。
⇒赤ちゃんとの夏の外出 暑さ対策の外せないポイント
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