日本には推定28000000人の方が腰痛で悩んでおり、40代以上になるとなんと約4割の方が腰痛を訴えられています。
腰痛の原因は腰にあると考えられていましたが、人の体の構造を見ると腰以外に原因があることもあります。
その原因の一つとなりうるのがハムストリングの硬化です。そしてハムストリングが硬くなることを『タイトハム』と言います。
たけしのみんなの家庭の医学でも紹介されていた、タイトハムをストレッチして腰痛を劇的に解消する方法も紹介します。
タイトハムと腰痛の関係
ハムストリングは下肢から腰(股関節)に繋がる筋肉で、ハムストリングが硬くなる(タイトハム)と股関節も硬くなります。
その結果、腰の可動域が狭くなり腰痛になると言うわけです。
なかなか治らない腰痛を抱えている方は、タイトハムによる腰痛を疑ってみても良いかもしれません。
ちなみにハムストリング太ももの裏側にある三つの筋肉を合わせてハムストリングと呼びます。
半膜様筋
半腱様筋
この三つの筋肉が硬くなることをタイトハムと言います。
タイトハム10秒ストレッチの効果
タイトハムによる腰痛はハムストリングが硬くなることですから、タイトハムをストレッチによって解消することで腰痛が劇的によくなることもあります。
タイトハムを解消するストレッチは、徳島大学運動機能外科教授 西良浩一先生が考案された『タイトハム10秒ストレッチ』が効果的です。
このタイトハム10秒ストレッチは『ジャックナイフストレッチ』という名前が正式名称です。
ストレッチのやり方が折り畳みナイフ(ジャックナイフ)に似ていることからジャックナイフストレッチという名前がつきました。
通常のハムストリングスストレッチは足を開脚した状態で行うストレッチが一般的でしたが、タイトハム10秒ストレッチはハムストリングを屈曲で伸ばすため、これまでの方法よりも効率よくストレッチすることが可能です。
タイトハム10秒ストレッチのやり方
タイトハム10秒ストレッチのやり方はとても簡単です。
- 足を肩幅に広げてしゃがみ膝と胸をつけ、足首を掴みます。
- 膝と胸をつけたまま足をゆっくり伸ばします。
- 「これ以上伸びない!」というところで10秒数えます。
1~3を5セット繰り返します。
タイトハム10秒ストレッチの動画はこちらです。
みんなの家庭の医学でも紹介されたタイトハム10秒ストレッチ。
確かにこのストレッチをすると、ハムストリングがよく伸びているのがわかります。
長年腰痛に悩む女性の方が1週間後のストレッチをすることで、腰痛が劇的に解消したそうです。
腰痛でお悩みの方はぜひチャレンジしてみてください!
ストレッチ中に痛みを感じた場合はすぐに中止してください。
『劇的腰痛改善!タイトハム10秒ストレッチのやり方と効果』のまとめ
このタイトハム10秒ストレッチがすべての腰痛に劇的に働くということではありませんが、試してみる価値はありそうです。
また腰痛は体全体の柔軟性を高めることで良くなることも多いですので、タイトハム10秒ストレッチに加え、他のストレッチも加えるとさらに効果的かもしれません。