あのニュースで得する人損する人でも紹介された、炭水化物(でんぷん)の新しい食べ方。それが「冷やして食べる」という方法です。
この方法はなんとダイエット効果が見込めるのだとか。そのキーワードとなるのが「レジスタントスターチ」というものです。
レジスタントスターチとは?
でんぷんは冷やすとレジスタントスターチという物質に変わるのですが、このレジスタントスターチは難消化性、つまり体内で消化しにくい物質なのです。
でんぷんを含む食べ物は、温かい状態で摂取すると胃や腸で消化されたエネルギーになるのですが、冷やすとでんぷんが消化されくい状態に変わるのです。
ちなみに、レジスタントスターチは、レジスタント=消化されにくい、スターチ=でんぷんという意味です。そのまんまですね。
なお、『でんぷんを含む炭水化物を冷やして食べると、ダイエット効果がある』ということです。なので砂糖を冷やして食べてもレジスタントスターチにはなりませんので注意して下さい。
どうしてレジスタントスターチに変わるのか?
でんぷんは温めると糊化します。
ご飯を炊くとふっくらモチモチになるのは糊化するからなのですが、ご飯を冷やすと一部のでんぷんが再結晶化し、消化されにくい構造に変わるわけです。
レジスタントスターチ化したでんぷんは消化されにくくなるため、ダイエットに効果が期待できるというわけです。
ただ、冷凍庫で急冷しても効果はないそうです。ご飯を冷やすときは冷蔵庫でゆっくりと冷やすようにしましょう。
レジスタントスターチが一番多く出現する温度は4℃~5℃。つまり冷蔵庫の温度なんです。
一度冷やしたレジスタントスターチを常温に戻して食べるのはOKですが、レンジでチンするとレジスタントスターチは減りますので、冷たいまま(もしくは常温)で食べるようにしましょうね♪
レジスタントスターチとダイエット効果の関係
ダイエット中に炭水化物は大敵です。でも我慢するとご飯をバクバク食べてしまうことも。
そんな時は、一度炊いたご飯を冷やして食べればOK。レジスタントスターチは小腸でなかなか消化されないため、カロリーとして体に蓄えられません。
しかも大腸に届いたレジスタントスターチは、腸内環境を整えて悪玉菌を減らす効果もあるため、ダイエットにはもってこいの食べ物なのです。
レジスタントスターチのカロリーは1g当たり2kcalと、通常の半分です。
食べ過ぎはいけませんが、冷やしたご飯なら通常食べていたご飯の量を食べても、半分程度のカロリー摂取で済みます。
レジスタントスターチを多く含む食材
あのニュースで得する人損する人では、レジスタントスターチを多く含む食材を紹介していました。
一位・・じゃがいも
じゃがいもは冷やすことでレジスタントスターチが最大二倍になるそうです。冷たいポテトサラダなどがいいそうです。
二位・・タイ米
もち米や日本のお米よりも、タイ米のようなパサパサしたお米のほうがレジスタントスターチの含有量が多いのだとか。
三位・・あずき(あんこ)
あずきで作られたあんこにもレジスタントスターチが多く含まれています。どうしても甘いモノが食べたくなったら、ケーキよりもあんこが使われている和菓子にしましょう。
まぁダイエット中にお菓子は食べないほうがいいんですけどね。(^_^;)
トマトジュースの冷たいスープご飯のレシピ
あのニュースで得する人損する人で紹介していた、冷たいご飯を美味しく食べるレシピです。
【材料】
冷やしご飯・・・1膳
余り物の野菜・・適当
有塩トマトジュース・・・200cc
白だし・・・大さじ1杯
オリーブオイル・・・小さじ1.5杯
【作り方】
- 有塩トマトジュースに白だしを加え、冷やしご飯の上にかけます
- 細かく切った野菜を乗せ、オリーブオイルをかけて完成
これなら冷やしご飯も美味しく食べることができますね♪
『レジスタントスターチでダイエット!【あのニュースで得する人損する人】』のまとめ
ご飯はダイエットの大敵と言われていましたが、この方法なら我慢せずにご飯を食べることができそうです。
あのニュースで得する人損する人で紹介されたレジスタントスターチ。
ダイエットにもなり腸内環境も整えてくれるため、今後はダイエットにうまく取り入れたい食べ物ですね♪