世界一受けたい授業で紹介されていた『みそ汁ボール』。
みそ汁ボールはフランスの物理化学者、エルヴェ・ティス先生が「おいしい味噌汁を科学の力でさらに美味しくしたもの」です。
世界一受けたい授業で紹介していたみそ汁ボールの作り方も、ものすごく化学っぽくて不思議でした。
透明感があり、ぷよぷよした弾力のあるみそ汁ボールの作り方を紹介します。
みそ汁ボールの作り方
【材料】
インスタント味噌汁の粉・・・8g
※具が入っていてもOK
お湯・・・200ml
乳酸カルシウム・・・1g
発酵したトウモロコシでんぷん・・・3g
サラダオイル・・・適量
アルギン酸ナトリウム・・・2.5g
水・・・500ml
アルギン酸ナトリウムと乳酸カルシウムはこちらでセット購入が可能です。
【作り方】
- インスタント味噌汁の粉をお湯に入れて溶かします。
- お湯が冷めてきたら乳酸カルシウムを加えてまぜます。
- さらに発酵したトウモロコシでんぷんを加えてまぜます。
- とろみが出たら一口サイズの小さな皿に流し込みます。
- これを冷凍庫でしっかりと凍らせます。
- 皿から一口サイズに固まったみそ汁ボールの原型を取り出します。
- アルギン酸ナトリウムを溶かした水(500ml)の中にみそ汁ボールの原形を浸けます。
- 1分たったらこれを一つずつすくって別の水の中に入れます。
- 最後にサラダオイルの中に入れればみそ汁ボールの完成です。
※製氷皿でくぼみが小さいものなどが使いやすいかも。
『世界一受けたい授業』より引用 HP
一番右がアルギン酸ナトリウムを溶かした水500ml
真ん中が普通の水(適量※500mlくらい?)
一番左がサラダオイル(適量※みそ汁ボールを浸せる量)
この工程を行うことで、みそ汁ボールの原型の外側にゼリー状の膜が作られます。
この膜があることで、中のみそ汁ボール(凍らせたもの)が溶けても中身が外側に漏れ出さず、ぷよぷよした不思議な感触のみそ汁ボールになるわけです。
そして出来上がったみそ汁ボールがこれ。
『世界一受けたい授業』より引用 HP
周りにある小さなつぶつぶは味噌汁の具だそうです。味噌汁の具も粒状にしてトッピングしたとエルヴェ・ティス先生はおっしゃっていました。
詳しくはわかりませんがおそらくこれらの小さな具も、みそ汁ボールを作った方法と同じ方法で作ったものだと思われます。
みそ汁ボールはこのまま食べてもよし。温かいご飯の上に乗せて食べてもよしです。
『みそ汁ボールの作り方【世界一受けたい授業】』のまとめ
世界一受けたい授業では、みそ汁ボールを食べた出演者の方は一様に「これ美味しい!」と言っていました。
また不思議な食感と評価していました。アレンジ次第ではいろんなものに活用できそうな みそ汁ボール、一度は食べてみたいですね。
ちなみにみそ汁ボールの材料はインターネットで購入することもできるそうです。