私は2017年の3月中旬から口腔熱感症候群に悩まされています。
最初はズキンとする歯痛が4~5日おきに発生する程度だったのですが、痛みの感覚が狭くなり違う歯に痛みが移ると同時に歯が締め付けられるような痛みに変わりました。
舌痛や喉の奥の乾き感、鼻の奥の乾燥感や耳の奥の痛みなどいろんな症状が現れ、一時期は睡眠が取れないくらい不安感に襲われることがありました。
今は痛みに慣れてきたことと鍼治療などによって痛みが少し減少した感じがあり、寝れないということはありません。それでも痛いことには変わりがありませんけど。
さて、そんな中で口腔熱感症候群についていろいろ調べていたときに見つけた本が『舌がヒリヒリ、口も乾く!口腔熱感症候群はこれで治せ』です。
『舌がヒリヒリ、口も乾く!口腔熱感症候群はこれで治せ』の本の内容
この本、最初はAmazonで見かけたのですが何故か出品者から購入するという販売しか適応されておらず、Amazonからの出版ではありませんでした。
仕方なく出版社の日正出版から取り寄せて読んでみました。
まず、この本にかかれている内容ですが・・・
口腔熱感症候群は自律神経系の異常でもあるためそれを治すことで改善できる
というのが、口腔熱感症候群の原因の大きな一つであると説明しています。
これはそのとおりだと思います。また更年期障害やストレス、疲労やそれに伴ううつ病や不安障害も、口腔熱感症候群に関係があると説明しています。
『舌がヒリヒリ、口も乾く!口腔熱感症候群はこれで治せ』を監修したのが内科医であるため、間違った内容ではないでしょうし、この本にかかれていることは合っていると思います。
別記事で『口腔顔面痛を治す――どうしても治らない「歯・口・顔・あごの痛みや違和感」がわかる本 』という本についてもレビューするつもりですが、『口腔顔面痛を治す』という本は薬物治療が中心で東洋医学的発想がほとんどないため薬頼みの本になってます。
自分でできる治し方という意味合いにおいては、『舌がヒリヒリ、口も乾く!口腔熱感症候群はこれで治せ』のほうに軍配が上がる気がします。
口腔熱感症候群の治療に良い成分
次に口腔熱感症候群の治療効果として良い効果を上げた成分を紹介しています。
西洋人参(アメリカニンジン)
ヒアルロン酸
シナモン(桂皮)
ビタミン6,ビタミンB12
ナイアシン
鉄
このうちエキナセアも西洋人参もシナモンも、この本によると口腔熱感症候群を治す上で、中枢神経を整えたりストレスを緩和したり、血流を良くしたり、口腔内の水分を保つなどの効果があり、有用な成分と書かれていました。
実際にこれらのサプリメントを服用した患者の症状が改善していったという例も詳しく書かれていました。
実はここまでに書かれて本の内容には別に悪い点は見られないのですが、エキナセアと西洋人参とヒアルロン酸とシナモンが一度に入ったサプリをネットで調べると、ZKC全国健康センターというサイトで販売されている「シナサイド」というサプリに行き着くのです。
このシナサイドというサプリ、Amazonや楽天などで販売されているかと思いきや、ZKC全国健康センターでしか販売されていません。
気になった私はこのオンラインショップの所在地を見ると、『舌がヒリヒリ、口も乾く!口腔熱感症候群はこれで治せ』を出版した日正出版と同じ、福島県郡山市に位置していたのです。
つまり本に書かれていた有用成分がバッチリ配合されているサプリメントと、その有用成分を紹介していた出版社と、つながりがあるかもしれないと思ったわけでして(;´∀`)
Amazonで『舌がヒリヒリ、口も乾く!口腔熱感症候群はこれで治せ』が販売されていない理由は、もしかしたらここにあるのかな?と邪推も働く私なのでした。
『舌がヒリヒリ、口も乾く!口腔熱感症候群はこれで治せ』の口コミ・レビュー
さて、上記を踏まえた上で感想を書きます。
『舌がヒリヒリ、口も乾く!口腔熱感症候群はこれで治せ』にかかれている内容は、薬で治すというよりも東洋医学的な「自己免疫力の向上」「自己回復力の向上」に主眼を当てています。
有効成分の内容がかかれていると当記事では紹介しましたが、それ以外にも自律神経系についてや生活習慣についてなどにも充分触れられており、自分の生活習慣を考える上では悪くない本だと思いました。
次に、有用成分についてですが、これは一つの改善例として知ることができたという点は心強いものであり、体質と相談しながら服用するには良いかもしれないと思います。
しかしながら、出版社とサプリのオンラインショップがつながっている感はあるので、その点はちょっと引っかかりがあります。
とは言え、何度もいいますが本の内容としては決して悪いものではありませんし、内科医が監修しているため患者が有用成分で改善したという話もウソではないと思います。
それに『舌がヒリヒリ、口も乾く!口腔熱感症候群はこれで治せ』には有用成分については書かれていますが、サプリの名前や販売先についてはまったく触れていないので、ショップと出版社の連携は私の考えすぎかもしれませんし。
昔からオンラインショップで販売されていた「シナサイト」を口腔熱感症候群の方が服用して改善が見られたため、本で『有用成分があるよ!』と紹介しただけかもしれません。そうだとすると悪意があるというよりも、改善効果のあるサプリを世に広める良い機会として、地元の出版社が取り上げたとも考えられますし。
どちらかと言えば後者のほうが正解のような気もします。『舌がヒリヒリ、口も乾く!口腔熱感症候群はこれで治せ』の初版出版年月と、オンラインショップのサイト開設年を比べると、あきらかにオンラインショップの方が早いですからね。
『舌がヒリヒリ、口も乾く!口腔熱感症候群はこれで治せ』の口コミ・レビューのまとめ
私の場合はZKC全国健康センターのサプリ(シナサイト)は買いませんでした。有用なものなら試してみても良かったのですが、シナサイトの販売欄の成分説明のところに、どれだけの量の成分が含まれているかが書かれていなかったからです。
価格も約12000円ほどと高価であったため(とは言え二ヶ月分の内容量ですので、それほど高価というわけでもありませんが)、単体の有用成分を試しに海外のドラッグストアサイトから購入することにしました。
まだ服用し始めなので効果があるかどうかはわかりませんし、その他の治療方法(生活習慣の改善)なども試すので、有用成分の効果の検証はできませんが、ようは症状が治れば良いのでその点は気にしません。
以上、『舌がヒリヒリ、口も乾く!口腔熱感症候群はこれで治せ』の口コミ、レビューでした。
あ~、早く口の痛みが治ってほしい~~!!!